八重紅枝垂れ桜
明治時代
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京都に帰り咲く、
糸桜の記憶
この桜は、平安神宮が創建された明治28年、仙台市長遠藤庸治により寄贈されたものです。そのもとは、近衛家に伝来した「糸桜」を津軽藩主が持ち帰り育て、それが再び京都に帰ったことから「里帰り桜」ともいわれています。


文豪谷崎潤一郎の小説『細雪』にも登場し、京都の春を象徴する桜として、神苑の数ある桜の中でも特に人気があります。


明治時代
王政復古により天皇親政が開始された時代。慶応4=明治元年(1868)の明治維新から明治天皇崩御(1912)までの45年間を指す。
谷崎潤一郎
明治末から昭和中期に活躍した小説家・随筆家。耽美主義や日本的美意識を基調に「痴人の愛」「細雪」「陰翳礼讃」などを著し、近代文学に大きな足跡を残した。1886-1965。
近衛家
藤原北家の嫡流から起こる五摂家の筆頭。平安末期に成立し、摂関を輩出。明治以降は公爵家となり、文化保存にも尽力した。
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