南神苑
明治時代
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年の雅を映す、
王朝文化の庭
この神苑は、明治28年平安神宮創建以来八重紅枝垂桜の名所として親しまれています。

昭和44年(1969)、孝明天皇百年祭の記念事業として、平安時代の特色である野筋(道筋)と遣水が設けられました。


また、昭和五56年(1981)には往時の代表的文学書(竹取物語・伊勢物語・古今和歌集・枕草子・源氏物語)に登場する草木、約180種類を植栽して、王朝文化をしのばせる庭「平安の苑」としています。





平安時代
桓武天皇の平安遷都(794)から鎌倉幕府の成立(1185)まで約400年の間、政権の中心が平安京(京都)にあった時代。ふつう初・中・後の3期、すなわち律令制再興期・摂関期・院政期(末期は平氏政権期)に分ける。平安朝時代。
源氏物語
平安中期、紫式部が著した全54帖の長編物語。光源氏とその子孫の恋愛や栄華を描き、心理描写や構成の精緻さから「世界最古の長編小説」とも称され、日本文化に大きな影響を与えた。
枕草子
平安中期に清少納言が宮廷生活をもとに著した随筆集。鋭い観察と機知ある筆致で自然や日常を描き、「をかし」の美意識を体現し、後世の随筆文学に大きな影響を与えた。
古今和歌集
平安前期、醍醐天皇の勅命で撰された最初の勅撰和歌集。全20巻1111首を収め、和歌の分類や体裁を確立し、後世の歌学と国風文化に大きな影響を与えた。
伊勢物語
平安前期に成立した歌物語で、作者・成立年は未詳。主人公は在原業平を思わせる「男」とされ、和歌を中心に恋愛や旅を描き、後世の物語文学に大きな影響を与えた。
竹取物語
平安前期に成立した日本最古級の物語で、作者・成立年は未詳。源氏物語では本作を「物語の出で来はじめの祖」と位置づけ、物語文学の原点の一つと見なしている。
遣水
平安時代の寝殿系の池泉造庭園で池へ水を導く浅い流れを指す技法。池泉に給水する水路で、曲水を兼ねる場合もあり、屈曲や石橋を伴う景観要素として用いられた。
野筋
平安時代の寝殿造庭園で工夫された地形表現技法。地面に帯状の緩やかな起伏を設け、草木や石を配して野辺の景観や道筋を表す。
孝明天皇
第121代天皇。在位1846-1867。幕末の動乱に際し、国と国民の安寧を常に祈られ、明治維新の基を築かれた。昭和15年(1940)に、平安神宮に合祀された。1831-1867。
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